〒606-0831 京都府京都市左京区下鴨北園町94-1
洛北高校正門前から徒歩3分
頭痛・めまい・パニック障害・自律神経失調・更年期障害・冷え・のぼせ・むくみ・生理のトラブル・慢性疲労・胃腸の不具合・不眠症といった自律神経の乱れが考えられる症状に適したコースです。うまく説明できないけれど何となく体調がすぐれないといった場合もお気軽にご相談ください。
いつまで経っても治らないというのにはきちんとした理由が存在し、根本的な原因を解決せず、やみくもに症状だけを抑え込もうとしても一時的な鎮痛あるいは更に症状を長引かせてしまうといった悪循環に陥ります。当院では主に免疫系を強化することに主眼を置きストレスに強い身体へと変えていくことで症状が現れにくい体質へと導きます。さらに東洋医学の特徴である予防医学の観点から今後起こるであろう病気やけがの予防にも繋がります。
長野式治療法・キーコスタイルの実践
曖昧な解釈によって表現されることが多い古代中国発祥の古典鍼灸理論を現代の解剖・生理学に根拠を置き、現代風の解釈によって紐解いたこれまでにない新しいタイプの鍼灸治療法です。術者の経験や勘のみに頼る従来にありがちな偏った鍼灸施術とは一線を画すもので、その即効性・再現性の高さから日本のみならずアメリカ・ブラジル・ドイツなど世界からも注目される施術法です。
同じような症状であっても発症に至る過程はお一人ずつ異なります。誰一人同じ施術方法にならないと言っても過言ではありません。原因を追究したそれぞれに適した施術をご提供いたします。
いちばん辛い症状が腰痛や坐骨神経痛など運動器の症状で、その他に頭痛やめまいなどの症状もある。または重い生理痛に悩まされているといったケースは実際よく見られるものです。
一見すると別々のものに思えるこれらの症状が実は同じ原因によって引き起こされていることが体全体を繋がりで考える東洋医学の臨床では珍しくなく、そういったケースでは一度の施術ですべての症状にアプローチすることが可能になります。
初診料 | 3,000円(税込) |
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施術料 | 7,500円(税込) |
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初診は問診およびカウンセリングを行いますので、施術時間70分プラス30分を見てください。
長年疲労感が取れず肩や首さらに背中が凝って仕方がない。数年前に手術された左眼の奥が痛む。歯医者で虫歯と診断され治療したが一向に痛みが取れないなど多くの症状に悩まされているとのご依頼でした。
施術の概要
お話を伺うと眼の手術をされる数年前から度重なるストレスによって体調が崩れ始め、手術後さらに悪化したということでした。お身体を診ると自律神経の乱れが著しく、次いで喉回りの扁桃腺の腫れが顕著で幼少時から風邪を引きやすくよく痰がからむとの事。左眼を瞼の上から軽く触れてみると眼球がピンポン玉のように硬く押さえると痛いとの事。
施術はまず扁桃腺の消炎および免疫系を強化するところから始めました。ツボは照海・兪府・尺沢・手三里・身柱・章門。次に、自律神経に大きな影響を与える眼の改善は絶対ということで、これに対して左陰包・左肩グウで眼の痛みは7割減。さらに左中封を加え眼の痛みは完全消失。この時点では肩のコリ感はまだ3割程度残るということでしたので、陰陵泉・商丘・右関門を加え肩のコリ感すべて消失。同時に歯の痛みも改善。十日に一度のペースで症状が落ち着くまで同じ施術を約4か月間行いました。現在は症状も安定され、お仕事にも集中して臨むことが出来ているとのことで現在はケアとしてひと月に一度のペースでのご来院。
二週間一睡も出来ていない。さらに耳鳴り・頭痛・めまい・動悸といった多くの自律神経症状が出現するも薬が一切効かず困っているとのご依頼でした。
施術の概要
過去十数年間の既往歴に、扁桃の慢性炎症から扁桃腺切除・その後大腿骨頭壊死・パニック障害など。
脈を診ると脈拍を感じられないほど打っていない。流動性がなくかなり沈み込んでいるが微かに緊張が感じられた。お腹の触診では圧痛や抵抗感なし。通常これだけの症状があるケースでは腹部の随所に圧痛や硬化などの反応が現れるのが一般的。おそらく長期に渡る精神的ストレス、外科手術による全身麻酔、薬剤の長期服用などによって身体が極度に弱り切っているためだろうと判断。その他で気になったのは、頚部前面の胸鎖乳突筋の緊張、頭部に少し押すだけで痛む箇所多数(自律神経の所見)嗜好品がスポーツ飲料やフルーツなどの甘いものとお酒といった点でした。
施術はまず自律神経の安定および免疫系の賦活を図ることが優先され、照海・兪府・尺沢・上四瀆に留鍼(浅く刺して置いておくこと)、処置後再度お腹の反応を確認すると左右の鼠径部に近い下腹の辺りに強い圧痛を確認。さらにおへその左の際とその少し下辺りにも圧痛が出現。処置によって弱り切っていた体に少し元気が戻ったことで本来あるはずの反応がようやく現れ出しました。お腹には肝機能の弱りと瘀血(ドロドロに汚れた血液)の反応が顕著に出ていました。
「ドロドロ血液」や「肝機能の低下」はおそらく過去の外科手術による内出血や麻酔の影響さらに甘いものやお酒の摂り過ぎによるものと推測し、対する処置として、まず肝機能を高める目的でスネの内側の蟸溝(れいこう)にお灸、手術の麻酔や糖分の過剰摂取に対して解毒のツボとも言われる肩グウ・築賓に針とお灸を施し腹部の圧痛はすべて消失。この時点で頭痛や目まい、動悸などの症状が三分の一程減った感じがするとの事。
次はうつ伏せでお身体を診ると、背骨の両際の脊柱起立筋と左右の肩甲骨周囲に強い緊張、臀部に強いコリを確認。まず脊柱起立筋の緊張に対して脊柱の最下部にある腰兪と手首の外関、後頚部の風府、ふくらはぎの飛陽・崑論に針を施し起立筋の緊張を改善させ、肩甲骨周囲の緊張に対しては血糖調整に関係する胸椎の際T11華佗穴と足底の陽明・湧泉に針とお灸、続いて臀部緊張に対して肩付近の儒兪・腰の腎兪・膝の内側の陰陵泉で改善。追加で下腹部臓器の血流改善に対し次髎に灸頭鍼で初回の施術終了。症状は来た時と比べるとかなり良いが三分の一程度残るとのこと。
結果、同施術を週一回のペースで計3回施し症状はすべて消失。睡眠も普通に摂れるようになったため、3回の施術を以って終了としました。
子宮内膜症・生理痛・頚肩の痛み・腰痛・ひざの痛み・脇腹の痛みなどほぼ全身が痛く、病院で診察を受けたが原因がはっきりせず困っているとのご依頼でした。
施術の概要
問診、カウンセリング、徒手検査から、低血圧・胃下垂・足先に極度の冷え・全身至る所に瘀血(ドロドロ血液)反応・交感神経緊張・扁桃腺に顕著な腫れ・鼠径部がガチガチに緊張・目が疲れやすい・肝機能の弱り・甘いものが大好きといった状態でした。
低血圧のため気血の巡りがわるく針の効きが鈍いということで、まずは低血圧に対してのアプローチから。陰陵泉・三陰交・郄門・百会・次髎・失眠に針、お灸をプラスし、やや血圧を上げた状態から施術スタートとなりました。次に胃下垂からの鼠径部緊張を気戸・内陰で改善させ、この時点で肩首の痛みは3割減。この方はパスタなどの麺類や甘いものといった炭水化物いわゆる糖が大好きな方でお腹や脉にも糖の過剰摂取の反応が強く現れておりました。糖の過剰摂取は内臓だけの問題ではなく運動器の痛みやしびれとも非常に関わりが深く「治りにくくする原因」の代表格でもあります。さらに糖の過剰摂取は血液がドロドロになり身体が炎症体質に傾いてしまうことで婦人科疾患とも非常に相性が悪く、この方の場合血糖調整は必須で、陰陵泉・上太白・右関門・T11華佗穴に針とお灸を施しました。これだけ沢山ある症状の大部分がこの血糖調整だけで改善し、最後に婦人科の症状に対する個別の処置として章門・左中封・蟸溝・風市に鍼とお灸を施し全ての痛みが改善しました。
いかがでしょうか。
長野式のメソッドに基づく鍼灸施術であれば、上記のような原因がはっきりしないなさまざまな症状の改善が期待できます。
興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。
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午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
10:00〜20:00
最終施術開始18:30〜
お電話でのお問い合わせは18:30までとさせていただいております。
メールでのお問合せは24時間受け付けております。
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